2009年07月11日

ドラクエファンが集う日

『ドラゴンクエストIX』、遂に発売 カウントダウン会場に長蛇の列(オリコン)
ニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』(スクウェア・エニックス)の発売カウントダウンイベントが11日早朝、東京・SHIBUYA TSUTAYAで行われ、ゲームデザイナーの堀井雄二氏、プロデューサーの市村龍太郎氏も来場。会場には一足早い購入を望むドラクエファンが前日午後1時から行列を作りはじめ、発売開始7時前には長蛇の列。スタッフ、ファン一丸となって国民的ゲームの船出を祝った。
思うに、ドラクエは並んで買いたい、という人たちの殆どは、
おそらくファミコン時代からのファン、つまり大人が多いイメージ。

個人的な印象としては、
5までの作品は予約しないとすぐには手に入らなかった感じで、
6以降はすぐ手に入れたいと思わなくなったせいもあるのか、
予約もせずに発売から数日して電気店に行っても、
売り切れてもいなくてすんなり買うことができたし、
7あたりになると並ぶ行為も既に過去のものになっていた。
ただ、並んで買うということ自体に意味を感じ、
今もその情熱を持っている人たちの気持ちはよくわかります。

ところが僕が近所のコンビニに行くと、そぞろ並んでいたのは、
ドラクエ9の新品の方だった…これは純粋なファンの行列なのか?
現場に行った訳じゃないので何とも言えませんが。

閑話休題、9はネットの情報を見る限り、DSのソフトということ、
発売前から随分ゴタゴタしていること、など、
それまでのドラクエと違って不安の方が大きかったのですが、
いざ買ってやってみると、相変わらず町の入り口には、
「ここは○○」と説明する人がいて、やんちゃな子供がいて、
ミーハーな爺さんや惚れっぽいお嬢さんがいて、
町の首長や王様に頼まれごとをされて、それを引き受けて…と、
お馴染みのドラクエワールドがありました。
また、メニュー画面が直感的に捉えやすいレイアウトになったかも?

う〜ん…でも、やっぱりこの画面の小ささはどうにも辛いです。
なぜだ、4や5といった以前のDSでのリメイク版を、
一通りプレイしていた時には気にならなかったのだが。。

まあ、グラフィックの粗さは言われたほど気にならないものの、
4人連れて歩くとなんだか動きが重かったりする。
あとは…サンディはドラクエ的な世界からやはり浮いてる感じ。
それとも、Creator's Voiceにあるように、
やっているうちに慣れてくるもんなのだろうか?
堀井. 本当にサンディは、レベルファイブさんが期待以上に作り込んでくれましたしね。
納得いくまで何度もデザインを変更したり、細かいところまで手を入れてくれて、
しかもアクションやポーズをたくさん作ってくれましたし。
「いちばん力を入れたのはサンディじゃないの?」と言いたくなるくらい(笑)。
とまあ、少しやって、良い点悪い点両方あるなと思いましたが、
ずっとドラクエを待っていた人は、とりあえず遊んでみては。

ただ、ドラクエの新作はやっぱり据え置きハードでやりたいし、
オンラインでの複数人プレイなどは、ドラクエには合ってないし、
開発コストを考えてもいらないだろ、と思いました。

最後に…セーブが一つしかできないのはちょっと酷すぎる!
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2009年07月10日

オチビサン

photo
オチビサン 1巻
安野 モヨコ
朝日新聞出版 2008-08-20

by G-Tools , 2009/07/10

現在、朝日新聞の日曜版で連載中の漫画『オチビサン』
その世界はとてもメルヘンチックです。
繊細な自然の描写やテクノロジーとは無縁の生活、
素朴で穏やかなストーリーが印象的。
そういう意味で『オチビサン』は読者を選ぶことなく、
老若男女、誰でも親しめるお話になっています。

主人公のオチビサンに関することは謎だらけです。
人間とも動物とも植物とも対話できるようですが、
男の子なのか女の子なのか、いつも一緒のナゼニも知らない。

ナゼニはまるでソクラテスのように、
いつも何かを考え、自身や他者へ問いかけているイヌ。
その性分のせいで損をしてしまうことも。

パンくいはとにかく食いしん坊で、ちゃっかりしている。
見た目こそナゼニと殆ど変わらない姿だが、
ナゼニとは対照的にあまり細かいことは考えない性格。

おじいは近所に住んでいる、懐かしの「雷おやじ」。
ジャックは落書きばかりしているいたずら好きの猫。
そんなユニークなキャラクター達によるのんびりとした生活が、
季節を感じさせる天気・行事・食べ物と共に綴られていく。

これまでの安野モヨコ作品のイメージとしてあったのは、
やはり「女たちのビルドゥングスロマン」で、その中心には、
精神的・身体的「女性」がまず存在し、描かれている。
当然ながら、『オチビサン』の世界の中には、
そうしたキャラクターは「ルール」として絶対に出てこない。
でも「彼女たちの世界」のどこかにこっそりと、
『オチビサン』が隠れているというのはあり得るかも…。

気になるのは、彼女は昨年、休業宣言をしましたが、
例外的に『オチビサン』だけは続けていることです。
『オチビサン』が紙面のほんの一角のスペースだから…?

淡い色合いが、映画『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』で、
イングマルがみる夢のような雰囲気にも感じられたり。
どこか郷愁を誘う…ふと、彼女の描くフェミニンな女の子が、
駆け回るオチビサンたちとすれ違う絵が浮かびました。
もしかしたらオチビサンは、妖精みたいな存在なのかも知れない。

そして…どうでもいいことですが、
オチビサンのキリッとした眉毛を見ていると、
なぜか『働きマン』の弘子の表情を思い出してしまう…。


【リンク】灯火日記
【リンク】安野モヨコ
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