2006年11月01日

...And Justice for All

photo
...And Justice for All
Metallica
Polydor 1988-10-01
曲名リスト
  1. Blackened
  2. ... And Justice For All
  3. Eye Of The Beholder
  4. One
  5. The Shortest Straw
  6. Harvester Of Sorrow
  7. The Frayed Ends Of Sanity
  8. To Live Is To Die
  9. Dyers Eve

by G-Tools , 2006/11/01


『Master of Puppets』という、
凄まじい傑作を作り上げたメタリカ…しかし、
その発表直後にベーシストCliff Burtonが事故で他界。

一度は解散も考えたMetallicaだったがJamesはそこで、
「進み続けることで悲しみを乗り越えようとした」という

Metallicaは時に例外はあるものの
初期〜中期は特にベースの音が聞き取りづらかったりするが、
本作におけるCliffの後任であるJasonのベースの音は
まったくと言っていいほど聞こえず、存在感が薄い。

その他、Larsのバスドラの音が急変していたりもする。
まるで体育館でバスケットボールを突くような、
「デンデン」という音には最初違和感があったものの
『Black Album』を先に聴いていたこともあって、
意外と慣れるのは早かったような気もします。
ただ、今作のミックスの不自然さは何度聴いても感じるので、
ちょっと勿体無いかなあと思いますね。

#1「Blackened」から#4「One」までの流れがとにかく凄い。
これまで以上に複雑なリフを展開する曲が多くて、
その緻密さが躍動感を損なっている面がなくもないし、
くどさも否めないかも知れないが個人的には好きです。

「One」のビデオで部分的に挿まれた映像は
「ジョニーは戦場へ行った」という映画のシーン。
死すら自らの意志で選べない、四肢を失った兵士の物語…
怨念すら漂わせる痛烈なメッセージとも相まって、
未だに彼らの曲の中でも最高のバラードだと思います。

『Black Album』における伊藤政則氏のライナーの中で
Larsは「Harvester Of Sorrow」のグルーブを意識した、
という趣旨の言葉があるが、その#6は改めて聴いても本当に
岩石がゴロンゴロン転がって来るような迫力です

#8の感傷を断ち切らんと#9「Dyers Eve」が疾走しても
聴き終えた後に耳に残っているのは、
「To Live Is To Die」の半ば過ぎから奏でられるメロディ
ビデオ『Cliff'em All』での迫力溢れるパフォーマンスが
自然と頭を掠めて、ああ…と無性に寂しくなる。

今もMetallicaは健在だけれど、これを聴くと
もし今Cliffがいたらと、時々考えることがあります。

『...And Justice for All』…メンバーも今となっては
トゥーマッチだと評価してたりするけれど、名作だと思う。


【関連記事1】Ride The Lightning
【関連記事2】Battery
【関連記事3】メタリカ・真実の瞬間

【動画1】Harvester Of Sorrow(live)
【動画2】Cliff Burton Tribute

【参考1】Wikipedia クリフ・バートン(Cliff Burton, 1962年2月10日 - 1986年9月27日 ) (B) 1st〜3rdアルバムのベーシストであるが、1986年の事故死以来『伝説のベーシスト』としてカリスマ視されている。初期メタリカの音楽性に大きな影響を与えたコンポーザーであり、その影響はクリフの手が入る前の1stアルバムと2nd〜3rdアルバムを聴けば判るとおり、無機質だったサウンドに叙情的なニュアンスやプログレッシブな構成美を導入させた。また、ベースのジミヘンとも呼ばれる程、奇妙奇天烈且つアグレッシヴなプレイをする個性的なベーシストでもあった。1986年9月27日(現地時間)、スウェーデンをツアー中のバスが交通事故を起こし、クリフは不運にもバスの下敷きになり、帰らぬ人になってしまった。そのときのエピソードとして、その日たまたまカークがクリフとベッドの位置をかけてカードをやり、クリフは負けてベッドを交換、そして帰らぬ人となったのだと言う。

【参考2】Cliff Burton in memoriam


posted by garni at 03:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | HR/HM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。