2005年12月31日

レジデンツ

謎の音楽集団、レジデンツ

人に関して決して忘れがたいもの、

それはその人の性別であると言われている。

ザ・レジデンツに性別はない。

次に印象的なのは顔である。

ザ・レジデンツに顔はない。

3番目に印象に残るのは性格である。

ザ・レジデンツに性格はない。


電気グルーヴが大好きな時期があった。
テクノにはまっていた頃、
石野卓球と野田務が書いた「テクノボン」という本を
むさぼるように読んでいたら、
シルクハットに目玉親父のような被り物をした、
タキシード姿の4人組のことが書かれていた。

180px-Residents.jpg

キワモノの香り…
その姿に惹きつけられた。
この連中は一体どんな音楽をやっているのか?
当時、パソコン雑誌に
彼らが製作したCD-ROMのことも採りあげられていて、
興味は尽きなかったがその音は廃盤ばっかりで、
手に入れる方法もわからず年月は経っていった。

'97年頃、偶然にも週刊朝日で音楽のコラムを目にした。
そこはどういうわけか時々、ヘンな洋楽が紹介されていた。

The Residentsがいた。
どうやらCDが再発されたらしい。

そこで紹介されていた、
『Not Available』という作品を聴いてみた。
気持ち悪かった。
酷い音楽だと思った。

しかし、何かひっかかる…気がつくと、
僕はThe Residentsのファンになっていた。

『Our Tired, Our Poor, Our Huddled Masses』という、
ベスト盤に収められていたストーンズの「Satisfaction」。

photo
Our Tired, Our Poor, Our Huddled Masses
The Residents
Rykodisc 1997-09-09

by G-Tools , 2006/07/06


「Satisfaction」のカバーはそれまで、
Devoなど、様々なバンドがやっているのを観聴きはしていたが
しかし…
The Residentsの「Satisfaction」は、
それらと比べ物にならないくらい凄まじかった。
ポピュラー音楽に対する憎悪というか、
地獄からの音楽のようだった。
彼らは怒っていた。
物凄い怒りを感じた。
寒気がした…

The Residentsは凄い。
素直にそう感じた。

正直、その音楽は見た目以上に不気味です。
それでも、僕は時々聴きたくなる
あの「Satisfaction」を…!

彼らの紹介文の最後の一節が頭から離れない。

おそらく、
誇大広告で飽和状態になり本質を欠いている文化の中において、
アンチ・フェイム−名声に反抗すること−はそれ自体が報酬となった。


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posted by garni at 12:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Punk/New Wave | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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