東京・南青山の「スパイラルカフェ」。先月、妹との待ち合わせで店に入った杉並区の会社員、江口朋美さん(25)は、テーブルの隅にあった小さなメニューに目をとめた。とのこと…面白いですね。
「文庫本セット 1350円」。須賀敦子のエッセー「ユルスナールの靴」、イタロ・カルヴィーノの小説「見えない都市」など5冊のタイトルが並び、コーヒーなどとセットになっていた。
映画「かもめ食堂」でサチエがミドリと出会う場面において、
書店の一角に喫茶店のスペースがあったのが記憶に残ってますが、
あれを逆転させたような感じ。
スタバでCDを販売していたりというのはあったかと思いますが、
マンガ喫茶なんかが一般的になった今、音楽よりも文庫本の方が、
店内で暇を持て余す状態との相性は良いかもしれない…と、
記事を読んでいて思いました。
音楽なら、ある場所へ行った時そこで流れていた、とか、
車の運転中にラジオをつけたら耳に残る音楽がかかっていた、
という偶然の出会いがあって、それも魅力だったりします。
でも、本は、それが自分にとって価値あるものだったとしても、
当たり前だがページをめくって中身を読まなければ先に進まないし、
とにかくアンテナを自分で広げていく工夫が必要で、
驚く出会いの発生する可能性もあまり高いとはいえない。
その点をどうクリアするかと考えた時、これは有効かもしれない。
他にも、本にまつわる新たな試みとして以下のような話もあります。
一方、羽田空港の第2旅客ターミナル3階に2月にオープンした空港直営の雑貨店「トーキョーズ トーキョー」では、東京中から集めた土産物に加え、旅のお供になるオススメ本も販売している。
都内の書店員ら本好きが集まって、本の新しい売り方を研究しているグループ「ブック ピック オーケストラ」は、自分たちが実際に読んで「もっと多くの人に知ってほしい」と感じた古本を封筒状の袋に入れ、都内などのカバン店やブティックなど5店舗で販売している。「ブックピックオーケストラ」の公式サイトはこちらです。
余談ながら、jQueryをうまく使った洒落たデザインですな。。
こうした動きに敏感であるべきだと強く思うのは、
何もこれがビジネスモデルとして云々ということだけでなくて、
今のような時代、読書に費やす時間が少なくなっているというのは、
文化の問題として…教養としてのボキャブラリーのみならず、
人々の精神的な語彙までが奪われているような危惧を感じている、
というのもあるような気がしています。




