2006年11月12日

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗 | 硫黄島からの手紙


太平洋戦争末期に、小笠原諸島の硫黄島において
日本軍とアメリカ軍の間に生じた戦闘「硫黄島の戦い」
クリント・イーストウッド監督が、
両国双方の立場から描いた作品のうち、
まずは現在公開中の「父親たちの星条旗」を観た。

歴史の教科書などで一度は目にしたこの写真
実はこの旗は「改めて」掲げられたものだとは、
この作品を観るまでは勿論知らなかったのですが…

帰還した3名の「英雄」はそれぞれ、失った戦友への思いと
政府の思惑によって与えられた名声との間で苦悩していたが
中でもIra Hayesのその後は切なくて仕方なかった

善悪では分けられない「戦争」という悲劇を、
誠実に描いた作品だと感じました。

余談ですが、パンフに少し触れられているように
ドクの親友Ralph "Iggy" Ignatowski

Other eyewitness reports further indicated that Ignatowski had been tortured in the cave by the Japanese for three days, during which time they also cut out his eyes, cut off his ears, smashed in his teeth.

とのことで、彼の死がはっきりと描写されなかったのは
劇中でもショッキングだった日本兵の自決した姿以上に
痛ましい最期であったのと、それを詳細に描くことで、
イースウッド監督が本作に込めたメッセージに反する印象を
観る人が受けかねない、という配慮では…と感じました。

12月9日公開の「硫黄島からの手紙」の方も、
是非観ておきたいと思います


【参考1】John Bradley
【参考2】Rene Gagnon
【参考3】Michael Strank
【参考4】Marines in World War II Commemorative Series


posted by garni at 22:38 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画/ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
憎しみからは何も生まれないと、
70年余生きててイーストウッドはわかってるんだね。
70歳過ぎても憎しみを抱えている人はいる。
とても不幸で気の毒です。
だれも恨まず、憎まず逝きたいです。
Posted by kiku at 2006年11月16日 19:47
>きくさん
本当にそうですね…映画を観ていて、
イーストウッドさんのひとりひとりの兵士の心と
向き合おう、という強い意志みたいなものを感じました。
Posted by garni at 2006年11月17日 04:25
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