昔、愛蔵版全16巻を一冊ずつ親が買ってくれて、
夢中で何度も繰り返し読んでいた。
朝起きたら10巻、学校から帰ったら11巻、という風に…。
最初、少年院のあたりを読んでいた時期には、
部屋にある電灯からぶら下がったひもを、
「内角にえぐり込むように…」とばかりペチペチ、
"あしたのために"パンチに熱を入れていたりもした。
そういえば、その頃通っていた塾の傍のゲーセンに、
「あしたのジョー」のアーケードゲームがあった。
それもストIIなんかと代わりばんこに遊んでいた覚えがある。
なぜか一人目の対戦相手がマンモス西で、
最初だけあってこいつは弱いんだけど、
何しろ三人目の力石がだいぶ強くて勝てなかった。
まあ、あんまり弱かったらイヤだけど…。
そんな風にして、どっぷりとジョーにハマッていた間は、
とにかくウルフ金串〜力石徹〜カーロス・リベラ〜金龍飛といった、
強敵との試合の部分ばかりを特に集中して読んでいた。
それでも例外はあって、終盤のハリマオ〜ホセ・メンドーサ戦を、
意識的にあまり読まないようにしていたのは、
おそらくそれまでの試合と違うニュアンスのもの…、
漂う終わりの気配を避けていたからかもしれない。
要するに、丈には燃え尽きて欲しくなく、
できればずっと燃焼の過程にあり続けて欲しい…、
という気持ちがあったんだと思う。
その割に、今あえて読み返さずに矢吹丈に思いを巡らせてみると、
どうも実際の試合の流れ云々のイメージは曖昧で、
どちらかといえばその周辺に焦点が合っているような感じがする。
例えば、"力石病"から抜けられず、
無理に相手の顔面を殴った直後にリングで嘔吐する丈が、
なぜか見開きに大きく描かれていたことや、
カーロスが帰国するのを遠くで見送る丈のボコボコ顔、
だんだん遠い存在になっていく、
と寂しそうに呟いた紀ちゃんが去った後、
真っ黒い背景の中にぽつんと佇んでいる丈、
減量のためにサウナでボロボロになりつつ、虚ろに笑っている丈、
そして真っ白な灰になった丈の微笑む姿が、
とりとめなくフワフワと現れては消えている。
力石の記憶はというと、初期のガタイの良い時代よりも、
やはり減量中でリンゴを夢中でむさぼっている様子や、
ついに必殺のアッパーで丈からKOを奪った時の、
あの何とも文章にし難い恍惚の表情の方が記憶の前面に出てくる。
こうしてみると、意外にも一見荒唐無稽で、
だけど高揚感に充ち満ちた熱気のうねりという、
おそらくこの作品で一番目立っている部分以上に、
今は少し違うところで惹かれているように思う。
空手バカ一代の最初の方で空手日本一になった大山倍達が、
「真実は孤独なり」と置き手紙を残して去る場面があった。
あしたのジョーについてあれこれ考えてから、
改めてこの言葉を目にした時…う〜ん、
わかりやすく試合に描かれるダイナミズムとは異なる、
「梶原リアリティ」の魅力につかまったような気がしました。
【参考】あしたのジョー - Wikipedia (ja)
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あしたのジョーの「角メン」が実家にあります。
(角メン=四角いメンコのことですYo♪)
う〜む。
梶原一揆。
一揆と言えばぁ!
「プロレス・スーパースター列伝」が無性に読みたくなってきたぞぉ〜。
a-tekichi談
「おっちゃん、タオル投げんなよ…」ってCMが、
以前あったのを思い出しました…!
ついこの前、ジョーが就活してるCMを観た時は
( ´゚д゚`)エー って思いましたが^^;
プロレススーパースター列伝!
子供の頃に行ってた床屋で読んでましたYo!
タイガーマスクの話が凄く長かった覚えがあります。
しかし、それにしても、
大山倍達 (談)
は厄介ですね…これ、本当かも?
と一瞬でも思わせてしまう説得力が…
あるような気がする…のです