2006年11月21日

Take the Power Back

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Rage Against the Machine
Rage Against The Machine
Sony International 1992-11-10
曲名リスト
  1. Bombtrack
  2. Killing in the Name
  3. Take the Power Back
  4. Settle for Nothing
  5. Bullet in the Head
  6. Know Your Enemy
  7. Wake Up
  8. Fistful of Steel
  9. Township Rebellion
  10. Freedom

by G-Tools , 2006/11/21


もし、米国がイラク戦争を開始した直後に
このアルバムが出ていたとしたら、
その評価もまた違ったものになっていたかもしれません。

『Rage Against The Machine』が出たのは92年…
Rageもまた、当時盛り上がってきつつあったヒップホップや
ハードロック、メタルといったジャンルを飛び越えて
よりヘヴィでシリアスなスタイルを指向したバンドでしたが、
そういった中でも最も政治色の濃いグループだった

音楽的にはTom Morelloの特異なギター奏法…
例えば演奏中にシールドを引っこ抜いてピックアップに当て、
そのノイズをワウペダルでコントロールしたり
ピックの代わりにレンチで弦をこすってみたりと
凡そロック・ギターらしからぬ演奏を繰り広げる姿が、
目を、そして耳を引いた。

そんな訳で、この1stに収録されている
#3「Take the Power Back」(歌詞)は彼ら、というか、
Tomのスタイルからすると稀少なナンバーかもしれない

2nd以降ではまず聴かれなくなったTimの重いチョッパーに、
Tomのシャープなリフがザクザクと切り込む。
そこへZackの独特の甲高い声による激しいラップが乗る

Rage Against The Machine - Take The Power Back



We need a movement with a quickness
You are the witness of change
And to counteract
We gotta take the power back

Yeah, we gotta take the power back
Come on, come on!
We gotta take the power back


他の曲もそうだがサビの爆発力という部分から考えると、
正直この1stの楽曲が一番エネルギッシュな気がする。
特に「Take the Power Back」の曲調はドラマチックで、
次々とリフが変容していき、そのどれもが凄い。

更にRageの曲では唯一Tom Morelloがオーソドックスながら、
エモーショナルな素晴らしいソロを披露している事を考えても
これ以降こうした曲がなくなってしまったのは寂しかった。
特に2ndは個人的には曲の構成がシンプル過ぎて、
出し惜しみしているようにすら感じてしまった。

ちなみにジャケットの写真ですが、
Wikipediaのベトナム戦争の項目から引用すると

1960年代に入ると、自らが熱心なカトリック教徒であり、それ以外の宗教に対し抑圧的な政策を推し進めたゴ・ディン・ジェム政権に対し、南ベトナムの人口の多くを占める仏教徒による抗議行動が活発化した。1963年6月には、仏教徒に対する抑圧を世界に知らしめるべく事前にマスコミに対して告知をした上でサイゴン市内で焼身自殺をしたティック・クアン・ドック師の姿が全世界にテレビを通じて流され、大きな衝撃を生んだ。なお、ゴ・ディン・ヌー秘密警察長官の妻で、その不敵な態度から「ドラゴン・レディ」とあだ名されたマダム・ヌーが、アメリカのテレビのインタビュー中にクアン・ドック師の焼身自殺を「人間バーベキュー」と呼び、これに怒ったケネディ大統領が1963年11月のクーデターを即決したと言われている。

とのことで、昔やったテレビのドキュメンタリーで
燃えさかる炎に包まれながら読経するお坊さんの姿を見た時は
大変大きなショックを受けたものです。
このジャケットも含め、今作は記憶に深く刻まれています
by garni at 03:33 | CM(0) | TB(0) | Grunge/Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

Superunknown

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Superunknown
Soundgarden
A&M 1994-03-08
曲名リスト
  1. Let Me Drown
  2. My Wave
  3. Fell on Black Days
  4. Mailman
  5. Superunknown
  6. Head Down
  7. Black Hole Sun
  8. Spoonman
  9. Limo Wreck
  10. Day I Tried to Live
  11. Kickstand
  12. Fresh Tendrils
  13. 4th of July
  14. Half
  15. Like Suicide

by G-Tools , 2006/08/15


『Superunknown』は彼らの作品の中でも、
飛び抜けてよく聴いていた。

それまでのトレードマークであったヘヴィなサウンドと
彼ら流のポップなメロディが結実した代表作なのは間違いない。

Audioslaveにおける、
多少食い足りなさを感じるChrisの声を聴いてからこれを聴くと
やはり気合という点でSoundgarden時代の彼はピークというか、
その圧倒的カリスマ性を持った歌唱に震えずにはいられない。

初期のおどろおどろしい楽曲の雰囲気から考えると、
彼らは前作、本作と極めて王道的な進化をした風に思うが
ここでは従来のモノクロ感漂う空間的サウンドを維持しつつ
メロディは彼らの作品中最もエモーショナルなものになり、
加えてバネの効いた複雑かつ強固なリフも冴えわたるその姿には
レッド・ツェッペリンすら思い起こさせる
"撓る"ようなグルーブを体感させられる。

そういう意味では「ハードロックアルバム」なのかなあ。

余談ですが、結構好きなのが「Half」。
この曲のChrisの歌いっぷりはまるでRobert Plantのよう。
何だか『III』あたりに入っていそうです。


【動画1】Fell On Black Days
【動画2】Black Hole Sun
【動画3】The Day I Tried To Live

【参考1】Wikipedia サウンドガーデン 1984年、シアトルを拠点として活動を始める。後にブームとなるグランジミュージックの先駆けとなるバンド。 メタルロックとも後にジャンルとして確立されたオルタナティヴロックとも取れる両者の特徴を持った攻撃的かつうねりの激しいギターサウンド、重低音の利いたベース・ドラムのリズム隊、そして高音、低音と使い分けるエモーショナルなヴォーカルが特徴。

【参考2】Louder Than Melvins
タグ:Soundgarden ROCK
by garni at 18:06 | CM(0) | TB(0) | Grunge/Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月23日

Dirt

DirtDirt
Alice in Chains

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先頃、活動を再開したAlice In Chains
Layne Staleyという不世出のボーカリストあってこその
Alice In Chainsでは!?という気持ちは
やっぱり拭い去れないけれど、それというのも
初めて聴いた彼らの作品がこんな凄いアルバムだったから。

後追いで『Unplugged』や『Jar Of Files』といった
他の傑作にも触れ、勿論感動はした。
しかしこの『Dirt』の暗く、太く、重いうねりは
ここでしか聴けないんだということも痛切に感じた。

リフの重さだけならば、その頃はメタル系のアーティストも
サバスっぽいノリの曲を聞かせてくれてはいた。
Aliceの場合は、Jerry Cantrellのギターと
Layneの妖しげで艶のある声、その「闇」で彷っているような
悲痛な詞がピッタリハマッていて…いや、
ハマり過ぎていて、流れてくるドロドロと鬱屈した熱に
聴いているこっちが巻き込まれそうな怖さがあった。

いつだったか、たまたまケーブルテレビで観た
「Would?」のビデオ(動画)。

『Unplugged』のバージョンを聴くと胸が詰まる思いですが、
こちらは今観ても鳥肌が立つほど格好よく
ダークな凄みに満ち溢れています

再結成のニュースに期待と不安が入り交じりつつも
嬉しく思うのは、「あのカタルシス」を片鱗だけでも
もう一度見せてくれるんじゃ…
という気持ちがあるからなのかもしれません。

【参考】Wikipedia (en) Layne Staley ステイリーは12歳でドラムを演奏し始め、10代の初めはいくつかのグラム・ロックバンドでプレイしていた。しかし、次第にボーカリストになることを熱望するようになり、やがてドラムセットをマイクと取り替えた。1987年にジェリー・カントレルと出会った彼は、ジェリーのバンドDiamond Lieに加入する。結局、バンドはAlice In Chainsとその名を変え、当初はグラム・ロックバンドとしながらもメタルの影響を表に出す方向へシフトし、当時芽を吹き始めたグランジ・ムーブメントの一翼とされるようになった。

【関連記事】Nutshell
by garni at 18:15 | CM(1) | TB(0) | Grunge/Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする