2009年04月30日

Naked City

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Naked City
John Zorn
Elektra/Nonesuch 1996-05-09
曲名リスト
  1. Batman
  2. Sicilian Clan
  3. You Will Be Shot
  4. Latin Quarter
  5. Shot in the Dark
  6. Reanimator
  7. Snagglepuss
  8. I Want to Live
  9. Lonely Woman
  10. Igneous Ejaculation
  11. Blood Duster
  12. Hammerhead
  13. Demon Sanctuary
  14. Obeah Man
  15. Ujaku
  16. Fuck the Facts
  17. Speedball
  18. Chinatown
  19. Punk China Doll
  20. N.Y. Flat Top Box
  21. Saigon Pickup
  22. James Bond Theme
  23. Den of Sins
  24. Contempt
  25. Graveyard Shift
  26. Inside Straight

by G-Tools , 2009/04/30


久々の更新…ほぼ一年ぶりに帰ってきました。

「世の中の大多数の人が一生耳にする事のないタイプの音楽」
というと、どういうイメージがあるでしょう…?

ジョン・ゾーンは、マイク・パットンを通じて知った。
有名なのが(というか、この人の作品でも割と流通していたのが)、
ネイキッド・シティだった…この殺伐としたジャケットからも、
「イヤなら買わなくて結構です」というような雰囲気がある。
丸尾末広氏の手による不気味なイラストはしかしどこかユニーク。

今聴くと、ここにはこれ以後の「拷問天国」「凌遅」に比べ、
意外にも親しみやすい音楽があふれていると思います。
ジャズやサーフロック、レゲエ、007のテーマ曲などの映画音楽…、
アクはあっても明確なフレーズをつかむことができるものが多い。

参加ミュージシャンは以下に。

* John Zorn – alto saxophone
* Bill Frisell – guitar
* Fred Frith – bass
* Joey Baron – drums
* Wayne Horvitz – keyboards
* Yamatsuka Eye – vocals

よく、テレビのチャンネルを落ち着きなく変える人がいますが…
本作を聴いているとそんな人を間近に見ているような感覚になります

ドラムが転げ回った数秒後にはギターの速弾きが、
かと思えば4ビート、かと思えば今度はドアーズのような、
幻惑的でムードのあるオルガンの音…しかし、
最後はプピィィ〜というサックスの咆哮がのたうち回る。

ちなみにいくつかの曲で、山塚アイが叫んでいるのか、
ジョン・ゾーンの出す音なのかわからない…ボアダムスもですが、
アイの声は絶対BGMにはできません…サーストン・ムーアが、
ギターはノイズを出すためのものだと言ったそうだが、
アイにとっての声も、ある意味サーストンの言葉にのっとれば、
ギターのような位置づけなのかもしれないと思う。

「Naked City」はファーストコンタクトこそ、
激しい場面転換を繰り出すサウンドに目を回さないように
必死になってしまいますが…これに追い付けるようになると、
いかに演奏している一人一人の技量が卓越したものかが見えてきて、
聴き終えたあとには当初と違う意味での高揚感?が味わえます。

これでもまだ物足りない、
という物好きな人はPain Killerまで行ってみて!


【参考】ジョン・ゾーン[Naked Cityもの]
【参考】Naked City - Wikipedia (en)
posted by garni at 01:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | Progressive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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