2009年05月15日

THE TIMERS

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ザ・タイマーズ
THE TIMERS
EMIミュージック・ジャパン 2006-01-25

by G-Tools , 2009/05/15

タイマーズが活動を開始したのは1988年。
"素晴らしすぎて発売できなくなった"
RCサクセションの「COVERS」を発端として結成されたという。

音楽的にはアコ―スティックがメインのロックバンドですが、
ゼリーこと清志郎のフランクで過激な歌詞が注目されました。

以下、ネットや雑誌などで調べた限りのことを書いてみます。

メンバーは

ゼリー (忌野清志郎) - ボーカル・ギター
トッピ (三宅伸治) - ギター
ボビー (川上剛) - ベース
パー (杉山章二丸) - ドラムス

の4人。

デビューライブとなった'88年の広島平和コンサートでは、
司会の山本コウタローに促され登場。
観客も最初は「新人バンド」ということで反応もそれなりですが、
「タイマーズのテーマ」を歌う声で清志郎のバンドとわかると、
会場のボルテージも打って変わって拍手喝采の嵐。
後にアルバムとしてリリースされる曲の他、
「サマータイムブルース」「ラブミーテンダー」なども演奏。

エースコック スーパーカップ
エースコック スーパーカップ

翌年夏、エースコック・スーパーカップのCMのタイアップソングに、
モンキーズのカバー「デイドリーム・ビリーバー」が採用される。
これは数年前にビールのCMにも使われました。

秋にはフジテレビ「ヒットスタジオR&N」に出演。

タイマーズのテーマ FM東京 デイドリームビリーバー イモ
タイマーズのテーマ FM東京 デイドリームビリーバー イモ

テロップは「偽善者」となっているが、実際の演奏は「FM東京」。
同曲における例の発言が問題に…。
演奏終了後「おーまいがぁーっと!」とクネクネしながら、
硬直した古館の横で呑気なことを言ってるのはGWINKO…また、
カメラが何度か永井真理子の爆笑してるところをとらえています。
この時のことを今週の週刊文春で古館氏が振り返っています。
「…まいったなぁと。フジテレビも困っちゃって、他の出演者の絵をインサートするんだけど、彼らもウケて喜んじゃってるんです。僕だけですよ、司会としてどうフォローするかと悩んでいたのは」
その後もタイマーズは三曲を堂々と演奏し終了。古舘はすかさず前に飛び出ると「エ〜放送上、不適切な発言があったようでございます。お詫びして訂正させていただきます」と頭を下げた。
「半分ムカつきもしたけれど、アッパレというのもあって。オンエアの後で、『古舘サンには迷惑をかけた。ホントに申し訳ない』と謝ってきたんですが、こっちは『もう遅いですよ』なんて言って。
そのうち『古舘サンだから安心してできた』なんてワケのわかんないことを言うし、そうなると怒ってる方がバカみたいになっちゃうじゃないですか」
それからも学園祭等でのライブをこなしつつ、
数カ月後にはロックンロール・バンドスタンドに出演。
その様子がNHKにて生中継で流されるが…。



ここでの「バンドスタンドの歌」も曲自体は「FM東京」だが、
例の部分は配慮してか「男の方」になっています。
しかし今度は往年のCMソング、明星即席ラーメンの歌を披露。
「NHKで企業名を出すのはマズい」というので、
一旦とどまるも「始末書書いてきてんだよ」と演奏再開、
再度「明星即席ラーメン♪」と歌い、放送を切られる。
以後、タイマーズがテレビ出演することはなかった…。

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復活 ザ・タイマーズ
ZERRY TOMMY BOYCE MICK JAGGER
EMIミュージック・ジャパン 2006-01-25

by G-Tools , 2009/05/15

五年後…突如活動再開し、ライブを行う。
アルバムの発売は1995年の春…本来なら収録されるはずだった、
「サリン」は時節柄危ないということで外されました。
地下鉄サリン事件後のライブでは「プリン」に詞が替えられ、
「ばらまけ〜プリン」の節に乗ってプリンがばらまかれたそう。



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不死身のタイマーズ
タイマーズ
インディペンデントレーベル 1995-04-30

by G-Tools , 2009/05/15

それからすぐに出た「不死身のタイマーズ」。
ジャケットはさしずめタイマー・レディ・ランド、
アルバムとしてはライブとスタジオ録音が混ざった構成。

RCの「COVERS」では「シークレット・エージェント・マン」で、
金賢姫の声が使われたりしたが(それが発売中止の遠因かは不明)、
今回はインディーズからのリリースということもあり、
「めくら」「かたわ」「つんぼ」といった言葉が登場する歌や、
北朝鮮(及び極左活動家)を皮肉った「あこがれの北朝鮮」など、
より過激で辛辣な歌詞の曲が満載という内容。

日本政府が拉致事件を北朝鮮による犯罪であると、
公式に認める二年も前の作品でした。

あこがれの北朝鮮
あこがれの北朝鮮

その後も泉谷しげるとのスパイス・マーケットでのライブ等で、
この歌は詞をより時事に即した内容に変えて歌われた。

合間に三宅伸治とのアルカイダーズとしての活動もあったが、
タイマーズでの最後の活動は2005年とのことで、
ホリエモンや雅子さまの歌などをやっていたらしいですが…、
音源は見つかりませんでした。。

タイマーズはリアルタイムだったので、
個人的にはRCよりも強烈なインパクトを受けました。
清志郎のパブリックイメージである「愛し合ってるかい?」が、
「おら、うるせえな!黙って聞けこの野郎!」だったのだから。

とはいえ…音楽の根底にあった「魂」は同じだったと思います。
「もしもぼくが偉くなったなら、
偉くない人をバカにしたりしないさ」

ちなみに、追悼番組等でタイマーズの映像を流した局は、
自分の見た限りではなかったようでした。
ラジオは少しあったみたいですが…。

やはり、メジャーな場所にいた清志郎がこうした活動をしていた、
ということに大きな意味があったように思います。

…またやって欲しかったなあ。


【参考】タイマーズ - Wikipedia
posted by garni at 16:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | Pop/Rock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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