2007年01月14日

Michael Brecker、死去

スポニチ [1月14日10時46分] 米テナー奏者M・ブレッカー氏死去 米ジャズ・テナーサックス奏者マイケル・ブレッカー氏が、AP通信によると13日、白血病のためニューヨークで死去した。57歳。1949年、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。トランペット奏者の兄ランディとバンド「ブレッカー・ブラザーズ」を、ベース奏者エディ・ゴメスらと「ステップス・アヘッド」を結成。ピアノ奏者ハービー・ハンコックやギター奏者パット・メセニーら著名ミュージシャンと数多くのレコードを制作し、グラミー賞を11回受賞した。 (共同)




Brecker Brothers Some Skunk Funk

Michael Breckerが白血病で闘病中、という話は
以前、本田美奈子さんの訃報があった時に
某掲示板でたまたま出ていて知り、凄いショックを受けた。
去年の前半頃には順調に回復しているというニュースもあったので、
本当に残念です、というか喪失感で…ちょっと言葉が出てこない。

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ヘヴィ・メタル・ビ・バップ
ブレッカー・ブラザーズ ランディ・ブレッカー マイケル・ブレッカー
BMG JAPAN 2005-10-26
曲名リスト
  1. イースト・リヴァー
  2. インサイド・アウト
  3. サム・スカンク・ファンク
  4. スポンジ
  5. ファンキー・シー,ファンキー・デュー
  6. スクイッズ

by G-Tools , 2007/01/14


今日という日に今作を改めて聴いてみると、
Michael Breckerの物凄さに初めて触れた日の事を思い出す
特にこのライブ盤での#3「Some Skunk Funk」は、
スタジオ盤を遥かに凌駕したテンションで、
いつ聴いても身震いがするし、疲れているときは力が湧いてくる。

Michaelのテクニカルなテナーに負けじと、
超絶ドラマーTerry Bozzioもバンドを煽るような激しいプレイを
ビシバシと決め、Michaelもこれ以上ないという程パワフルに応じる。
…何しろ中間部のブロウ一発!!これだけで眩暈がするような演奏。
本当にエネルギッシュで、最高のパフォーマンスだと思う。
そして#5「Funky Sea, Funky Dew」…また切なくなってきた。

ご冥福をお祈りします。


【参考】All Music Guide:Michael Brecker
by garni at 18:54 | CM(2) | TB(1) | Jazz/Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

First Circle

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First Circle
Pat Metheny Group
Ecm Records 1994-03-15
曲名リスト
  1. Forward March
  2. Yolanda, You Learn
  3. First Circle
  4. If I Could
  5. Tell It All
  6. End of the Game
  7. Mas Alla (Beyond)
  8. Praise

by G-Tools , 2006/11/05


『ファースト・サークル』は、
パット・メセニー・グループの84年の作品

ワーティコ、アズナールを加えさらに濃密な世界を繰り広げたメセニー・グループのECMでのラスト・レコーディング作の再発盤。パット/ライルのコンビネーションも素晴らしい強力な1枚。

元々冒険心溢れる作風で知られる人で
アルバムによってかなりカラーが変わるMetheny氏…

この『First Circle』にしても、
#1「Forward March」の奇妙なマーチに脱力しますが、
このアルバムの3曲目であるタイトル曲は大好きです

前半の繊細なアコースティック・ギターと
グロッケンの音色がキラキラと綺麗で、
そこからラテン音楽的なゆらゆらしたリズムが
明るい色を見せております。

パーカッション兼ボーカルの
Pedro Aznarによる流麗な裏声、
盟友Lyle Maysの軽やかなピアノ。
複雑でありつつも重たくならず、むしろ温かく清々しい

なんとなく、穏やかな天気の日に船で海にでも
出たような心地良い気分になります
一度生で聴けたらなあー、なんてよく思いますが…

とにかく車の中で聴いてみたい一曲、
スピーカーから心地よい風が吹き抜けていく!


【動画1】First Circle オーケストラとの共演
【動画2】First Circle (1995) 『We Live Here』ツアー日本公演
by garni at 15:06 | CM(9) | TB(0) | Jazz/Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Grand Wazoo

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The Grand Wazoo
Frank Zappa
Video Arts 1995-05-16
曲名リスト
  1. For Calvin
  2. Grand Wazoo
  3. Cletus Awreetus-Awrightus
  4. Eat That Question
  5. Blessed Relief

by G-Tools , 2006/11/05


Zappaは生前、
自身の作曲スタイルについてこう述懐していたという

「自分はメインの楽器としてギターを選んだ作曲家だと思っている。ピアノに対するギターの技術的な限界のために(例えば、復音その他の点で)俺の作品は、ギターへの関心によって決定づけられている。したがって、他の楽器じゃ、演奏は困難になっている。頭の中で音楽が鳴ったら、大抵それはギターをベースにした音楽、たわみとか、そういうやつだ。」

エレクトリックビッグバンドジャズとでもいうべき本作は、
全体の構成はタイトル曲を中心とした5曲からなっており
演奏は前作『Waka/Jawaka』に続き、
George DukeAynsley DunbarといったFlo&Eddie期からの
メンバーを含めた総勢20人近いGrand Wazoo Orchestraによる

架空の歴史物語風のライナーがついており、
このストーリーに基づいた内容だというが
正直意味不明なので(笑)、やはり純粋にその音を楽しむ。
ただ、その珍奇な世界観をイラスト化した
Cal Schenkelのジャケットは本当に素晴らしいと思う。

「Grand Wazoo」での雄大なテーマ部分や
「For Calvin」のスリリングな終幕に続く
「Cletus Awreetus-Awrightus」など、
目まぐるしくも華やかな展開が目白押し。

中でも静かなエレクトリックピアノのソロの後に
雪崩れ込むブラス体の音の壁、Dukeは縦横無尽の大活躍…
そこに絡むFZの要所で珍しくエコーをかます
ワウワウギターソロ…とおいしいところ満載の人気曲
「Eat That Qustion」、そして黄昏どきを思わせる
ノスタルジックなワルツ「Blessed Relief」まで、
もう耳が喜ぶゴージャスな音世界にお腹一杯状態。

何より全編にわたっての、
ブラスセクションの歯切れの良さが満喫できる良作です

Zappa自身のギターはあくまで、
楽曲の構造を担う1パートである事を重視しているようで
印象的なソロは「Eat That Question」と、
ムード溢れる「Blessed Relief」くらいであり、
その代わりというのは何だがとにかくDukeが目立っている。

…と書いたものの、今一度聴き返してみると
「Blessed Relief」のFZのソロは良いなあ。
『Joe's Garage』の「Outside Now」に通じる空気がある

総時間37分という短いアルバムながら、
その濃さは日に何度も聴けないほどだが
名盤『Waka/Jawaka』 と併せてご賞味ください…


【関連記事1】Apostrophe
【関連記事2】Inca Roads
【関連記事3】The Money
【関連記事4】Yellow Shark

【参考1】"Guitarist" ZAPPA Zappaのギターといえば、まず思い浮かべるのは改造ギブソンSGである。このSGで、ディストーションを効かせ、低いポジションでもって弾かれるジャグジャグしたフレーズは、なかなかに快感である。後年になってからは、ストラトキャスターを多く使用していたようである。とっても不思議なアーミングを駆使していた。レスポールなども使っていたようだが、何かのインタビューで「レスポールは重いからいやだ」みたいな発言をしていた。確かに、2〜3時間ものステージ中、Zappaのソロが30分以上もあるのでは、この発言も頷ける。

【参考2】killuglyradio.com
by garni at 02:32 | CM(0) | TB(0) | Jazz/Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする