
- The Grand Wazoo
- Frank Zappa
- Video Arts 1995-05-16
- 曲名リスト
- For Calvin
- Grand Wazoo
- Cletus Awreetus-Awrightus
- Eat That Question
- Blessed Relief
by G-Tools , 2006/11/05
Zappaは生前、
自身の作曲スタイルについてこう述懐していたという
「自分はメインの楽器としてギターを選んだ作曲家だと思っている。ピアノに対するギターの技術的な限界のために(例えば、復音その他の点で)俺の作品は、ギターへの関心によって決定づけられている。したがって、他の楽器じゃ、演奏は困難になっている。頭の中で音楽が鳴ったら、大抵それはギターをベースにした音楽、たわみとか、そういうやつだ。」エレクトリックビッグバンドジャズとでもいうべき本作は、
全体の構成はタイトル曲を中心とした5曲からなっており
演奏は前作『Waka/Jawaka』に続き、
George Dukeや
Aynsley DunbarといったFlo&Eddie期からの
メンバーを含めた総勢20人近いGrand Wazoo Orchestraによる
架空の歴史物語風のライナーがついており、
このストーリーに基づいた内容だというが
正直意味不明なので(笑)、やはり純粋にその音を楽しむ。
ただ、その珍奇な世界観をイラスト化した
Cal Schenkelのジャケットは本当に素晴らしいと思う。
「Grand Wazoo」での雄大なテーマ部分や
「For Calvin」のスリリングな終幕に続く
「Cletus Awreetus-Awrightus」など、
目まぐるしくも華やかな展開が目白押し。
中でも静かなエレクトリックピアノのソロの後に
雪崩れ込むブラス体の音の壁、Dukeは縦横無尽の大活躍…
そこに絡むFZの要所で珍しくエコーをかます
ワウワウギターソロ…とおいしいところ満載の人気曲
「Eat That Qustion」、そして黄昏どきを思わせる
ノスタルジックなワルツ「Blessed Relief」まで、
もう耳が喜ぶゴージャスな音世界にお腹一杯状態。
何より全編にわたっての、
ブラスセクションの歯切れの良さが満喫できる良作です
Zappa自身のギターはあくまで、
楽曲の構造を担う1パートである事を重視しているようで
印象的なソロは「Eat That Question」と、
ムード溢れる「Blessed Relief」くらいであり、
その代わりというのは何だがとにかくDukeが目立っている。
…と書いたものの、今一度聴き返してみると
「Blessed Relief」のFZのソロは良いなあ。
『Joe's Garage』の「Outside Now」に通じる空気がある
総時間37分という短いアルバムながら、
その濃さは日に何度も聴けないほどだが
名盤
『Waka/Jawaka』 と併せてご賞味ください…
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Yellow Shark【参考1】
"Guitarist" ZAPPA Zappaのギターといえば、まず思い浮かべるのは改造ギブソンSGである。このSGで、ディストーションを効かせ、低いポジションでもって弾かれるジャグジャグしたフレーズは、なかなかに快感である。後年になってからは、ストラトキャスターを多く使用していたようである。とっても不思議なアーミングを駆使していた。レスポールなども使っていたようだが、何かのインタビューで「レスポールは重いからいやだ」みたいな発言をしていた。確かに、2〜3時間ものステージ中、Zappaのソロが30分以上もあるのでは、この発言も頷ける。【参考2】
killuglyradio.com